信州の原村にカナディアンファームという
共同体のようなレストラン(カナダ料理)がある。
そこには素敵な石釜があって、
それを作ったのは長谷川さん。
みんなに長谷やんと呼ばれている。
前衛的な家を造る人で、 特に石釜は素晴らしい。
アメリカ、カナダを放浪し日本に戻り
信州に居を移して20年。
こんなステキな空間を作った。
遠くに八ヶ岳を望み林に囲まれた環境と涼しい気候は
まるでカナダにでも来たような雰囲気だ。
この石釜の凄いところは、
いろんな料理がこれひとつで出来るということ。
ガウディ真っ青の波打つ形の屋根にはしっかりと草が根を下ろし、
大木が屋根を突き破り(実際は木が先、それを避けて設計してある)
レストランの中へ続いている。
この釜ひとつで、鍋料理、グリル、パン、なんでも作れる。
しかも石釜で焼いたハンバーグやグリルドチキンなんて
香りも味も最高だ。
塩とブラックペパーさえあればいい。
すごいなあ〜。すてきだなあ〜。
釜の周りには焼きたてのパン、自家製ジャム、
スモークサーモン、生ハムなど
無造作に吊るされたり置かれたりしている。
こんな屋根付きの釜があって小さな小屋があれば
わたしはそれでいい!
というぐらい惚れ込んでいるのである。