9月も終わり、明日から10月だ。
月日の経つのが早い、早い!
ハッキリしない夏が過ぎていつの間にか秋風吹いて、
今は秋深いはずの頃なのに季節感がどこかでずれた。
それでも八百屋さんには実りの秋の宝物が並んで、
家々の窓からは焼きさんまの良い香りが香って来る。
金木犀の染みるような甘い香りも漂い始めた。
久しぶりに藤製発酵籠を使って丸いパンを焼いた。
500gの田舎パンだ。
粉はリスドール、スペルト、全粒粉、
少なめの塩、モルトパウダー、オリーブオイル、
少量のドライイースト(500gで1g)でゆっくり一次発酵(5時間)
二次発酵はたっぷり粉をふった籠の中で40分ぐらいだったかな。
はみ出すぐらいに発酵してプンプクプンに膨らんだ生地を
空気が抜けないように気をつけながらオーブンパンにひっくり返して、
そ〜っと籠を外すと大きなプリンのよう。
240℃〜200℃で温度を下げながら焼くこと計40分。
大きな田舎パン。
籠の模様と丸い形がなんとも幸せな気分にしてくれた。